誰も待っていないかも知れませんが大変お待たせしました!
期限付酒類小売業免許取得に伴い、本日より樽ビールの量り売り及びボトル販売を開始したいと思います。
色々説明もあるので今回ちょっと長文になりますが是非最後まで読んでください!
量り売りに使用する器材が揃うのに時間がかかったのと、思いのほか色々な意味で量り売りの難しさに直面し、しばらくこれらと向き合っておりました(幸か不幸か時間だけはたっぷりあるので...)。
細かい専門的な部分を知り合いのブルワーさんや業者さんにご教示いただき、やっと自分の中でGOサインが出せました。
その中でも特に早い段階から免許取得の後押しや情報を提供していただき、これらと向き合うきっかけを作ってくれたKOBATSUトレーディングのこばつさんにはこの場を借りて御礼申し上げます(もしかして、こばつさんの行動がなかったら今回の国税庁の迅速な対応はなかったかも知れませんよ!)。
樽をメインで量り売りをやる理由としては、日本のブルワリーやインポーターはなんだかんだ樽をメインで扱う飲食店に支えられていると言っても過言ではありません。当然樽メインのブルワリー、もしくはボトルや缶の製造プラントがないところは飲食店からのオーダーがないと潰れてしまいます。綺麗事かもしれませんが、少しでも貢献したいという思いで微力ながら...というのが1つです。
もう1つは、ビール・フード共に言えることですが、お店で提供するものを10だとしたら量り売りのビールやフードのテイクアウトは7から8ぐらいのクオリティになってしまいます。やっぱりお店のグラスを使用し、直接注いでその場で飲むもの、ちゃんと盛り付けた熱々の出来立て料理に勝るものはありません。
なので、正直言ってリスクの少ないボトルや缶をメインで販売した方が色々な意味で楽ですし、ビールの味わいという面では本当はそっちの方が正しいのかも知れません。
ですが、大事なのはアフターコロナです。
何とかこの苦しい期間を乗り越えた後、コロナ終息後にお客様が期待を膨らませながらお店に来ていただけるように導くのが飲食店としての努めではないかと思います。
通常営業に戻った際になるべく違和感がないように、普段のBEER PADDY FUKUOKAの営業に近い感じでやろうということで樽生メイン、そして厳選した少量のボトルを置くといういつも通りのスタイルで行こうと決めました。
「量り売りやテイクアウトでこれだけ美味しいのだからお店で飲んだり食べたりしたらもっと美味しいんだろうな」と思っていただけたらこれほど嬉しいことはありません!
前置きが長くなり申し訳ございません。
それでは以下量り売りに関する詳細です!
★ビールのオーダー方法
1.未開封の強炭酸水ペットボトルをご持参下さい。
↑*画像はイメージです
お店・お客様共にコストが掛からず最も利用しやすい方法です。サ◯ー等のスーパーでしたら500mlペットボトルで数十円で買えます(フレーバー付きのものやジュース、お茶類のペットボトルはダメです!)。また、すでに開栓しているものも衛生上お断りさせていただきます。必ず未開封でお持ち込み下さい。中身の炭酸水はこちらで別のグラスに移し替えてお飲みいただけます(不要でしたら廃棄させていただきます)。
*当店の方でペットボトルはご用意しません!ご注意ください。
2.お手持ちのグラウラーをご持参下さい
↑*画像はイメージです
熱心なビール好きの方ならマイグラウラーを持っているという方も少なくないと思います。
グラウラー持ち込みももちろんOKです!
以下、注意点になります。
・ほとんどの方は洗ってお持ちになるとは思いますが、衛生上注ぐ前に改めてこちらで洗浄・アルコール消毒を施した上でビールを注ぎます。
・炭酸に対応していない水筒等はダメです。
・グラウラーの容量は正しくお伝え下さい(100ml単価の量り売りになります。正確なお会計のためにご協力お願い致します)。
*ペットボトル・グラウラー共に、量り売りは劣化防止のためビールは必ず容器いっぱいまで注ぎます。「半分だけ注いで」とか「何ml下さい」等、注ぐ量の指定は出来ません。何卒ご理解のほどよろしくお願い致します。
3.プラカップでの販売
フラッと来たので何も容器を持って来ていないという方、ご安心下さい!
10oz(300ml)プラカップでも販売します。
もちろん、蓋付きでお渡しします。
↑画像の通り、結構傾けてもこぼれません。
天気の良い日はお外で飲むのも気持ち良いかもしれませんね(要ディスタンス)。でも、ゴミはきちんと持ち帰りましょうね!
*プラカップは帳簿の関係上、容器代として¥50いただきます。
ビールの量り売りを始めるにあたって以下の作業を厳守します。
1.量り売り専用ホースの設置(ウチのタップではこれがないと注げません)
2.容器やビールに触れる部分の徹底したアルコール消毒(今の時期は特にこれ重要です)
3.ビール酸化防止のため、ボトル内の空気をCO2置換(ビールの品質保持のためにこれかなり重要です)
4.最後のボトル内の空気を押し出すために仕上げの泡足し(これやらないとせっかくのビールが水の泡です)
5.ボトル拭き上げ後、キャップを自己融着テープでしっかり密封(気休めかも知れませんが念のため)
6.簡単なスペックを記載したラベル貼り(あんまりこだわったオリジナルラベルを貼るとアウトなんだとか?気をつけましょうね)
7.心を込めてビールをお渡しします(いつも通り)
以上です(これをやっていないところの量り売りビールは正直飲まない方がいいと思います)。
もちろん、ホースやテープ類は全て食品衛生法適合のものですのでご安心下さい。
また、せっかくの機会ですので樽・ボトル共にある程度酒販価格の基準に沿った形でご提供価格を設定させていただきました。よって通常お店で飲むよりもかなりお得だと思います!
とりあえず最初は様子見で5、6種類の樽からスタートしたいと思います。
(ラインナップは後日改めてお伝えします。お楽しみに!)
長いことお店やってますが、自分たちも初めての事なので少々緊張しますね(笑)。
不慣れでご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、何卒ご容赦下さいませ。
それでは皆様のたくさんのご利用お待ちしております!
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