当店のハウスビール「This is PiL」の新バッチの提供開始からすでに2ヶ月強が経過しました。
数樽開栓して、しっかり吟味してから書こうと思っていたらあっという間に時間が...。申し訳ございません。
本当に今更ではございますが、改めて紹介させていただきます。
🍺This is PiL
/ディス イズ ピル
[Style] European Red Lager [ABV] 4.4%
仕込みは今回も沼津クラフトさんにお世話になりました。いつもありがとうございます!
コロナのため2年連続のリモート醸造、そして今回は仕込み日に腰の手術で入院していたので、病院からのリモート醸造というある意味感慨深いバッチとなりましたw(以前のブログをご参照下さい)
麦芽・ホップ・酵母、そして水質調整も(通常ラガーだと軟水のままでOKですが、元々ベースにしたブリティッシュ系エールとのハイブリットな感じも意識しつつあえてロンドン調整、つまり硬水にしております)全て変更しております。
まずはやはりこの色。
前回までのバッチが少し暗めな赤だったのに対して、今回はかなり理想に近いクリアな赤を表現出来ていると思います。これなら照明の暗い店内でも黒ビールと呼ばれる事はありません。モルトレシピの変更がかなり効いていると思います。
アルコール度数も本来狙い目の4%台前半に戻りました(前回まで4.6%表記)。
どうしても元々お手本にしていたアイリッシュレッドエールのアルコール度数表記(希望としては4.2%〜4.4%)に拘りたかったのです。理由?それがかっこいいと思っているからですw
開栓したての頃は香り・苦味共に少しホップ感が荒々しく出ていた印象でしたが、現在は落ち着いており良い飲み頃になっていると思います。
ビアスタイルはそのままに毎回テーマを決めて少しずつレシピを変えて醸造していますが、今回のThis is PiLは初期の頃のレシピ(反射炉時代)も踏襲しつつ、ブルワー阿久沢さん(あっくん)がこれまで積み重ねてきた経験が活かされた、良い意味での「クラフト感(あえて便宜上使わせていただきます)」のあるものに仕上がったのではないかと思います。
そして先日、ようやくあっくんがご来福。
実は沼津のタップルーム以外で造った本人がThis is PiLを飲むのは初めて(当たり前ですが)。
改めて本人と一緒に飲むと、良い意味での課題がどんどん出てきます。
本当に美味しくていい感じに仕上がりましたが、すでに「次回はこうしよう」と重箱の隅をつつくように粗探しします。
でもそれが良いのです。妥協なしの信頼できるブルワーなのでまだまだ旅は続きそうです。
なんだかんだで本当に良いビールに仕上がりました。改めてあっくんありがとう!
その他にも色々と書きたいことはあるのですが、とにかく当店のハウスビールはこれです。
初めての方も常連さんも気軽に楽しんでいただけたら幸いです。
今後とも末長くThis is PiLをよろしくどうぞ!
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